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新築・中古住宅を購入する前に知っておくべき事~道路編~

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どもダイスケです。建築関係の仕事をしてますので少し建築の話をします。

で、今日は道路編。皆さんが何気なく通行している道路ですが、公道、私道ぐらいでしたら皆さんもご存じでしょうが建築基準法では公道、私道の区別だけではすみません。

これから住宅を購入する前に道路のことを少し勉強しておきましょう!!

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建築基準法による道路

法第42条1項1号道路

法第42条1項2号道路

法第42条1項3号道路

法第42条1項4号道路

法第42条1項5号道路

法第42条2項道路

建築基準法では6つに区分されます。この区分では道路の所有者は関係かりません。

 公道と私道

道路の所有者・管理者が公か私かで分けられる。例えば市や国が管理しているものは公道。個人が所有しているものは私道。(簡単に説明してますので実際はもうちょっとややこしいです。)

 

注意したい道路

注意したい道路は法42条2項道路の私道です。法42条2項道路は簡単に説明しますと、現状の道路が幅員4m未満の道で家を立てるときに敷地の一部を道路として使えるようにしなければなりません。

まぁ、このへんは建築士とか販売店から説明があって特に疑問もでないでしょうが、私道だった場合、建築が終わってからが少し問題が起こることがあります。

 

実例で説明しますね。

A君が実家を建て替えました。道は法42条2項道路の私道でした。実家の建て替えののでもう30年ぐらいその道を利用いています。A君の実家は行き止まりの道のの一番奥でした。

建て替えのが完了してから1年後ぐらいからですが、行き止まり道の入口部分にある家が突然道路にポールを立てたのです。これによって、A君の家は車の通行がすごく困難になり撤去をお願いしたが断られた。

さて、ここで問題です。これは法律で取り締まれるでしょうか???

 

 

 

答  無理です。

 

なぜそうなるのでしょう??ここででてくるのが私道なんです。私道の所有者はあくまで個人。その個人が自分の所有地にポールをたてただけなので問題にならないんです。

えっ??建築基準法で取り締まれないのかって??無理なんです。建築基準法では建築物なら道路に建築してはダメので撤去の命令もだせますが、今回はポールなので建築物ではないので法では取り締まれません。

 

判例

 

  • 最高裁平成9年12月18日判決(出典:判例タイムズ983号63頁) 
    「建築基 準法42条1項5号の規定による位置の指定を受け現実に開設されてい る道路を通行することについて日常生活上不可欠の利益を有する者は、 右道路の通行をその敷地の所有者によって妨害され、又は妨害されるお それがあるときは、敷地所有者が右通行を受忍することによって通行者 の通行利益を上回る著しい損害を被るなどの特段の事情のない限り、敷 地所有者に対して右妨害行為の排除及び将来の妨害行為の禁止を求める 権利(人格権的権利)を有する。」旨判示し、一定の要件を満たす場合 には人格権的権利に基づく妨害排除・妨害予防請求が認められることを 明らかにした。
  • 最高裁平成12年1月27日判決(出典:判例時報1703号131頁) 
    1 建築基準法42条2項の規定による指定を受け現実に開設されている道路を通行することについて日常生活上不可欠の利益を有する者は、右道路の通行をその敷地の所有者によって妨害され、又は妨害されるおそれがあるときは、敷地所有者が右通行を受忍することによって通行者の通行利益を上回る著しい損害を被るなどの特段の事情のない限り、敷地所有者に対して右妨害行為の排除及び将来の妨害行為の禁止を求める権利(人格的権利)を有する。
    2 建築基準法42条2項の規定による指定を受け現実に開設されている道路にその敷地所有者が自動車の通行の妨げとなる金属製ポールを設置した場合において、右道路が専ら徒歩又は二輪車による通行に供されてきた未舗装のものであり、右道路に接する土地の所有者は同土地を利用しておらず、賃貸駐車場として利用する目的で右ポールの撤去を求めているにすぎないなど判示の事実関係の下においては、同土地の所有権者は、右道路を自動車で通行することについて日常生活上不可欠の利益を有しているとはいえず、敷地所有者に対して人格権的権利に基づき右ポールの撤去を求めることはできない

 

 とまぁ、判例にもあるように車が通行できなくなっていたら、裁判を起こせば勝てるかもしれませんが、現状は車が通行はできてるし、裁判起こす費用と時間また、裁判起こしたらさらにどんな嫌がらせをしてくるかわかりません。

 

まとめ

上記の例もあるように、法42条2項道路の私道は将来何十年と不安要素が残る道になります。判例からもわかりますが、日常生活上不可欠の利益を有しているというのが証明されれば大丈夫ですが、そんなことに時間をかけるなら住宅の購入時にきちっと道路も調べた上で購入することおススメいたします。